「親ガチャ」について、昨晩テレビ番組で紹介されているのを見ました。自分自身の両親や生まれた環境は言わば運任せ、ソシャゲのガチャになぞらえて「親ガチャ」と呼ぶらしいです。
本書は、努力しても埋まらない差、這いあがる手段すらない、メリトクラシー(能力主義)の影の部分を言い当てています。
ただ、サンデル教授はメリトクラシーを全否定せずに補うものとして、①成功者は才能を認めてくれた社会に感謝すること、②多様な人々が互いの差異を認め合う思いやりを持つこと、だと言います。
個人や組織運営に落とし込むと、物事やビジネスが上手く行っても自分や組織の実力と勘違いしない、組織の方々の能力をどう発揮できるか話し合って進めていく事でしょうか。