ビジネスパーソンの父が子どもたちに伝えたい21世紀の生き方 酒井穣

VUCAの時代と言われるようになってから久しく経ちます。このような時代にあって子を持つ我々は何を子ども達に伝えられるのでしょうか。

この本では子ども達に伝えるべきこととして、一貫として「自分の人生は自分が支配している(Ownership of your life)」という感覚を持つことを書いてあります。また、それを支える3つの資本(知的資本、人間関係資本、情緒的資本)を育てることも必要とされています。

さらに現行の学校教育では不足している部分も取り上げています。例えば、これからの社会に必要とされる能力「ハイパー・メリトクラシー」は親や地域、コミュニティで育てる必要があること、先に記載した3つの資本の発展部等は親が責任を持つこと、とあります。

もしここまで読まれて興味を持たれた方は、「仕事の幸福」の章をお読みいただきたい。これは子ども達だけでなく親である我々も取り入れるべき生き方だと私は思います。

そして、我々に欠如していること、それは「勇気」だとこの本は言います。変化することから逃げず変化し続けることがこれからの「生き方」なのです。