21世紀の資本 トマ・ピケティ



Amazon.comで売上総合1位を記録し、アメリカでは2014年4月の発売から半年で約50万部のベストセラーを達成した本書は、とにかく分厚く文字が細かい。

r>gに表されるピケティの言う「資本主義の根本的矛盾」を解決する方法の一つとして「グローバルな資本課税」を本書で提案している。

その中で、労働所得の格差について興味深い部分があった。「賃金格差」は「教育とテクノロジーの競争」によって起こるというのだ。

福沢諭吉の「学問のすすめ」の冒頭が頭をよぎる。人は新たな知識、技術を学び続けなければいけないのだろう。