2023-01-01から1年間の記事一覧

プロフェッショナルの条件 P・F・ドラッカー

どうすれば一流の仕事ができるのか? この本は、知識社会において成果をあげるために必要なマインドセットやスキルを説いたものだ。ドラッカーはプロフェッショナルの条件として、以下の点を強調している。 ①プロフェッショナルとは、知識を使って成果を上げ…

中範囲の理論 逸脱者 ~罪を憎んで人を憎まず~

中範囲の理論とは、社会学者のロバート・K・マートンによって提唱された。これは、抽象的すぎる大理論と具体的すぎる実践理論の間に位置する、実証研究と理論とを統合することを目的とした理論だ。 中範囲の理論の中に逸脱研究がある。マートンは、逸脱者と…

「自営型」という働き方とは

国内の企業では、日本的なメンバーシップ型からジョブ型への変革が叫ばれ続けている。 しかし、世界を見渡すとジョブ型とは違った働き方をする人が増加しているという。これを自営型と呼称する。 自営型とは、雇用かフリーランスかにかかわらず、自営業のよ…

令和6年1月ニュースレター

年末年始休業のお知らせ

令和5年11月ニュースレター

推し活の考察 ~コンシャスキャピタリズムの観点から~

最近、推し活という言葉をよく目にします。そこで、推し活についてコンシャスキャピタリズムの観点から考察してみました。 推し活とは、推しと呼ばれる自分の好きなキャラクターや作品に対する愛情を表現する活動のことです。推し活をする人たちは、推し物や…

「しあわせる。富山」を視聴して、感想。

10月13日から15日まで開催されている富山県成長戦略カンファレンス「しあわせる。富山」の14日午前のセッションを視聴したので、感想を書きたいと思います。 カンファレンスでは、富山県の成長戦略のキーワードとして「ウェルビーイング」が挙げられました。…

令和5年9月ニュースレター

アントレプレナー教育 〜出る杭は伸ばす〜

近年、文科省では学生や生徒に向けたアントレプレナー教育を推進している。 アントレプレナー教育とは、社会課題を見つけ、解決策を考え、実行する力を持った人材を育成するための教育である。この教育は、学生や生徒のチャレンジ精神やイマジネーション力、…

奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業 荻野弘之

エピクテトスは、古代ローマの奴隷出身のストア派哲学者です。 彼は、自分の意志によって自由に生きることを説きました。そして、彼の教えは多くの哲学者や宗教家、文学者に影響を残しました。 この本では、本文の前に見開きで概要を漫画化されており、とて…

【推しの子】から見るしなやかな進化

若年層を中心に【推しの子】が人気だ。 主人公は「推し」のアイドルの子供に転生し、今まで知らなかった世界を知る…という内容のようだ。注)筆者はしっかり読めていません、すみません。 アイドルは一昔前では手に届かない存在、文字通り偶像であった。昨今…

令和5年8月ニュースレター

令和5年7月ニュースレター

転んでも立ち上がる子供から学ぶこと

今朝の通勤途中のことです。横断歩道を渡ろうとしている女の子がいました。彼女は小学一年生くらいでした。信号が青に変わったとき、彼女は急いで歩き始めました。しかし、途中で足をひっかけてしまい、転んでしまいました。私は心配して見ていましたが、彼…

「アンラーニング」のすすめ

最近読んだ二冊。分野の異なる本ですが、共通テーマは冒頭に挙げた「アンラーニング」。 「使える経営学」では、経営者や組織の能力が変わらなくても環境の変化でこれまでの戦略が歯が立たなくなるような状況では、経営学が固定観念を解きほぐし、解決策を導…

令和5年6月ニュースレター

令和5年5月ニュースレター

運転者 喜多川泰

運が良くない、努力をしても報われない、と思っていませんか? 運は貯めるのが先にあって溜まったら使えるもので、努力は自分以外の周囲の誰かや次世代で花開くこともあるのです。 自分の存在を自分一人の物と思っていませんか? 現在の自分は、過去から現在…

モモ ミヒャエル・エンデ

ミヒャエル・エンデの「モモ」は、時間をテーマにした児童書です。 主人公の少女モモは、人々の時間を奪う灰色の男達から人々の時間を取り戻そうと冒険を繰り広げます。 モモの人々の心を癒す力や冒険する勇気は、現代社会で忙しく働く私たちの問題点を浮き…

経営リーダーのための社会システム論 宮台真司、野田智義

宮台氏は、システムに過度に依存することは感情の劣化を引き起こし、不幸な社会を生み出すという。 この考えは独自の見解ではなく、ジャン・ジャック・ルソー、アダム・スミス、マルクス、ウェーバーなどの哲学者や思想家が示唆しているものである。 感情の…

令和5年4月ニュースレター

令和5年度3月活動報告

人間とは何か マーク・トウェイン

米国の著名人たちがChatGPTなどのAIシステムに警鐘を鳴らしている。AIシステムを使って悪意ある情報を流布させたり、最終的には人間性の破壊にも繋がるとしているようだ。AIの普及が人間性の破壊に繋がるのか?AIが発展して人間と同じような回答をするように…

人類は「不死」を手に入れつつある

先日、遅ればせながらChatGPTのセミナーを受講した。 ChatGPTの質問の仕方、これからのAI共創社会でのマーケティングについて学ぶことができた。 そこで、本題についてAIとの対話でブログを作ってみたいと思う。本来ならChatGPTで行えば良かったが、エラーが…

幸福とは何か? 長谷川宏著

ここで言う幸福とは快楽ではなく心の充足を指します。英語で言うところのhappyではなくwell-beingです。 古代ギリシャのソクラテス、アリストテレスから始まり、アラン、ラッセルまでの幸福について解説されています。近代の辺りでは脱線気味でしたが。 この…

超訳 努力論 幸田露伴 三輪裕範 編訳

「努力論」と聞くと、何か根性や気合い等、汗臭さが滲み出てきます。 幸田露伴が努力論を書いた背景には、富国強兵、国民一人ひとりの努力を国民生活の安定、ひいては国家の繁栄に必要としていた時代があったと思われます。 ただ、そのような国民国家的な思…

幸福論 アラン

今回紹介するのは、三大幸福論の一つと言われる、アランの幸福論です。 この本には、不幸にならない思考法、喜びを得る思考や行動、楽しい仕事とは何か、幸福になる行動について、哲学的でありながらも文学的な文章で書かれています。

令和5年3月ニュースレター

令和5年2月ニュースレター