人生はゲームなのだろうか? 平尾昌弘

人生、哲学…と何か難しいと感じてしまうが、この本は平易な文章で書かれている。だが、ゲームを定義し、人生はその定義に当てはまるか?では、料理は?恋愛は?…としっかり哲学的に考えさせられる一冊だ。

人生の中には色々な環境や役割、立場等がある。私であれば、会社に行けば経営者として、家庭では父親、地域の集まりにいけば等々。言わばこれらの環境や役割、立場がゲームなのであって、人生はゲームを入れる器のようなものなのだ。

もし「生きるのがつらい」「人生は親ガチャ」と思っている人がいれば、それは人生そのものではなくその環境や役割、立場が「つらい」「ガチャ」のであろう。そんなクソゲーはやめて違うゲームを始めればいかがだろうか?