「アンラーニング」のすすめ

最近読んだ二冊。分野の異なる本ですが、共通テーマは冒頭に挙げた「アンラーニング」。 「使える経営学」では、経営者や組織の能力が変わらなくても環境の変化でこれまでの戦略が歯が立たなくなるような状況では、経営学が固定観念を解きほぐし、解決策を導…

令和5年6月ニュースレター

令和5年5月ニュースレター

運転者 喜多川泰

運が良くない、努力をしても報われない、と思っていませんか? 運は貯めるのが先にあって溜まったら使えるもので、努力は自分以外の周囲の誰かや次世代で花開くこともあるのです。 自分の存在を自分一人の物と思っていませんか? 現在の自分は、過去から現在…

モモ ミヒャエル・エンデ

ミヒャエル・エンデの「モモ」は、時間をテーマにした児童書です。 主人公の少女モモは、人々の時間を奪う灰色の男達から人々の時間を取り戻そうと冒険を繰り広げます。 モモの人々の心を癒す力や冒険する勇気は、現代社会で忙しく働く私たちの問題点を浮き…

経営リーダーのための社会システム論 宮台真司、野田智義

宮台氏は、システムに過度に依存することは感情の劣化を引き起こし、不幸な社会を生み出すという。 この考えは独自の見解ではなく、ジャン・ジャック・ルソー、アダム・スミス、マルクス、ウェーバーなどの哲学者や思想家が示唆しているものである。 感情の…

令和5年4月ニュースレター

令和5年度3月活動報告

人間とは何か マーク・トウェイン

米国の著名人たちがChatGPTなどのAIシステムに警鐘を鳴らしている。AIシステムを使って悪意ある情報を流布させたり、最終的には人間性の破壊にも繋がるとしているようだ。AIの普及が人間性の破壊に繋がるのか?AIが発展して人間と同じような回答をするように…

人類は「不死」を手に入れつつある

先日、遅ればせながらChatGPTのセミナーを受講した。 ChatGPTの質問の仕方、これからのAI共創社会でのマーケティングについて学ぶことができた。 そこで、本題についてAIとの対話でブログを作ってみたいと思う。本来ならChatGPTで行えば良かったが、エラーが…

幸福とは何か? 長谷川宏著

ここで言う幸福とは快楽ではなく心の充足を指します。英語で言うところのhappyではなくwell-beingです。 古代ギリシャのソクラテス、アリストテレスから始まり、アラン、ラッセルまでの幸福について解説されています。近代の辺りでは脱線気味でしたが。 この…

超訳 努力論 幸田露伴 三輪裕範 編訳

「努力論」と聞くと、何か根性や気合い等、汗臭さが滲み出てきます。 幸田露伴が努力論を書いた背景には、富国強兵、国民一人ひとりの努力を国民生活の安定、ひいては国家の繁栄に必要としていた時代があったと思われます。 ただ、そのような国民国家的な思…

幸福論 アラン

今回紹介するのは、三大幸福論の一つと言われる、アランの幸福論です。 この本には、不幸にならない思考法、喜びを得る思考や行動、楽しい仕事とは何か、幸福になる行動について、哲学的でありながらも文学的な文章で書かれています。

令和5年3月ニュースレター

令和5年2月ニュースレター

謹賀新年

あけましておめでとうございます。 本年も「安心」「丁寧」「迅速」を心掛け、地域の皆様にお役に立てることを目指して参ります。

令和5年1月ニュースレター

歎異抄

「歎異抄」とは、浄土真宗の宗祖である親鸞の教えをまとめたものです。 予測不確実な現代。ビジネススキルを身に付け自己研鑽し、成果を出し続ける。多くのビジネスパーソンがこれを要求され、いったいどれほどが達成できるのでしょうか。 現状に苦悩し、嫉…

第三次世界大戦はもう始まっている エマニュエル・トッド

ロシア・ウクライナ戦争は「民主主義陣営」VS「専制主義陣営」の戦争ではなく、戦争の原因は米国とNATOにある、とトッド氏は膨大なデータとエビデンスを持って分析し断言する。 そう聞くとトッド氏は親ロシア派なのかと感じるほど、私たちはもしかしたら西側…

パーパス・マネジメント 丹羽真里

幸福度の高い組織は、生産性や売上、顧客満足、チームワークなどが高く、業績が向上するというのだ。 では、幸福度の高い組織とは何なのか。それは個人と組織の存在意義(Purpose、価値観と社会的意義)を合致させることだ。確かに報酬や福利厚生などは幸福…

バカと無知 橘玲

自分を大きく見せたり、知ったかぶり、他人が集団から逸脱すれば、叩きのめしたりマウントを取る…恥ずかしい行為だと思いながらも、実はこれらの行為はヒトが社会的動物として進化した結果だと言うのだ。 これらのヒトの習性は原始時代に群れで生きていく上…

令和4年11月活動報告

人生の短さについて 他2篇 セネカ

自分の人生の時間を無駄遣いしていないか、本当に大切なことをできているか、と2000年前に生きたセネカが現在の私たちに問いかけます。 ただ長生きするだけが豊かな人生ではない。過去の偉人の英知を学び、未来に願望や悲観を持たず、今この時間をしっかり生…

令和4年度10月活動報告

令和4年9月活動報告

むかしむかしあるところにウェルビーイングがありました 石川善樹、吉田尚記

最近よく耳にする「ウェルビーイング」。私が初めて目にしたのは17、8年前でしょうか、「福祉の概念がウェルフェアからウェルビーイングへ変わる」と何かのテキストに書いてあったと記憶しています。 ウェルビーイングは、「満足」と「幸福」の2項目で測定…

ビジネスパーソンの父が子どもたちに伝えたい21世紀の生き方 酒井穣

VUCAの時代と言われるようになってから久しく経ちます。このような時代にあって子を持つ我々は何を子ども達に伝えられるのでしょうか。 この本では子ども達に伝えるべきこととして、一貫として「自分の人生は自分が支配している(Ownership of your life)」…

人口減少の経済学 少子高齢化がニッポンを救う! 原田泰

日本の少子高齢化の問題として、年金崩壊や医療・介護人材の不足、地方の衰退、何より日本の国自体の国力低下が取り出されています。 この本では、色々な現行の制度が「人が余っており、かつ人口が増加していくことを前提とした制度」が問題であり、少子高齢…

令和4年8月活動報告

2024年の介護保険制度改正で福祉用具がどうなるのか!?

〇介護保険制度の現状 ・高齢者増(制度開始から1.7倍)でサービス利用者増(同3.4倍) ・利用者増だが、現役世代は減 →介護保険制度を続けるため、見直しが必要! 〇福祉用具貸与と販売の現況 ・レンタルが長期になれば販売価格を上回る ・長期利用の割合は…